起きたら、カーテンを開ける癖は着いた。 静かな朝方、滴り落ちる水が一定音。 カーテンを開けた。 シンシンと降り積もる雪、薄い一面の銀世界。 悲しくも虚しくも嬉しくも鬱陶しさも、ない。 空っぽの頭はむりこらしい「無」だ。 何も感じない。 あの頃の感…
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