手を引いて
逃げ道が分からない。
逃げ道が見えない。
今日、毒色薬飲んだ計は2錠。
偉い。それは偉いことなんだろう。
晩酌を終えて部屋に戻った今、酔いだけがある。
ということはつまり、つらいだけ。
ラリってはいなくて、薬が足りなくて、辛い。
自業自得だと分かっている。
ここで毒色薬を飲めば、私の脳は少しリラックスして、死ぬが生きるが、楽になることには変わりない。
でも、残り3錠。
3錠の残りの命を摂取すれば、きっと、いつの間にか眠っている。
明日になっていて、少しは楽になり、生きていける。
だが、冷静に考え、その後はどうなる。
コロナコロナで配送が遅れているならば、いつ届くのかも分からなくなる。
でも、それでも、持たない。
だからひとつくらいのんでも良いかなという葛藤の中、これを書いている。
何が言いたいのかも分からない。
結局ひとつ飲んでしまい、大して効果ないだろうから、眠剤ODしようかしら。
残り2錠。ある意味、明日の命だ。
現実を直視出来なくて、こんなことをして、逃げて逃げて、「強くなる」目標なんてもう過去だ。
それせかでは足らず、syrup16gを聴き、もう失望した人の気持ちがわかった気になったり。
それでも本当の失望と絶望は、「母の死」だということくらい知っている。こんなクソ娘2人抱えて苦労して強くて頑張っていて、それが早く死という救出に向かうのならば、お母さんは早くに亡くなってしまいそうで怖くて不安で尚更、自分の無力さと価値と脳内がぐっちゃぐちゃに乱れる。
助けて、
と、
助けてくれるのは、
ハイプロンか違法薬物。
それ以外あるのならば、無償の愛。
ヤクに頼らない私の手を離さないその手は何処?