遺書

無気力人生、言の葉、感受性

涙が止んだら

ザーザーと落ちる音は

まるで悲しくて泣いているようだ。

 

空は大きく

みんなのものだ。

月を、明るく照らしてくれることもある。

暖かく、みんなを喜ばせるときもある。

落ち込んでいるときもある。

怒る時もある。

 

だけど

空は孤独なのだ。

泣いているときも独り。

 

コップを差し出しても

貯まらない。

ヒビが入っているから。

ごめんね。

 

それならいっそ

その涙と一緒に私の存在も

洗い流して、溶かしてしまえ。